evidenceは数えちゃダメな名詞

Google Scholarでevidenceという単語をチェックするとevidenceを数えられる名詞として使っている文献がそれなりの数で検索されます。evidenceはもちろん「証拠」(the fact, signs or objects that make you believe that something is true)という意味のエビデンスです。

In this report an evidence is found of aims to increase the publics understanding of science for national prosperity, and a “deficit model” is given which regard the public as scientifically vacant, ignorant people. 公衆の科学理解に関する一考察(2001)

However, recent studies suggest that the information can be also extracted in the lower-order visual process and these proposals are supported by some neurophysiological evidences. 心理学における陰影知覚研究の動向と展望(2002)

The future diffusion of ICTC as a new health care model in Japan can depend on the researchers who recognize the importance of the evidence-based management, like as the evidence-based medicine, present scientific evidences on improved health care and reduced costs as the outcome of ICTC… 精神保健福祉における学際的多職種連携によるチームケアの効果測定(2003-4)

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4月 22, 2018 · Pukuro · No Comments
Posted in: ■英単語豆知識

researchは数えちゃダメな名詞

researchは数えられない名詞と習ったはずなのですが、和文論文の英語タイトルやアブストラクトでa researchやresearchesと書く人が後を絶たないようです(具体例は本記事の最後に載せています)。

また日本には「東洋史学会」(Society of Oriental Researches)や「日本医学哲学・倫理学会」(Japanese Association for Philosophical and Ethical Researches in Medicine)のようにresearchesという単語を含む学会があります。学術論文ではresearchは数えられるようになるのでしょうか。答えはNoです。a research(数多くある研究の中での私が執筆した一つの研究ということなのでしょうが)と単数形で書くのは間違いです。複数形で書かれた英文を見かけることはたまにありますが(とくにイギリス英語)、これも不適切とされているのでresearchesと書かないようにするのが無難です(特に学術論文で)。以下、researchという単語を使う際の注意点です。

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4月 9, 2018 · Pukuro · No Comments
Posted in: ■英単語豆知識

ジブリも間違えない自動詞と誤りやすい9つの他動詞

動詞には自動詞と他動詞があり、他動詞は必ず目的語をとります。例えば、日本語では「俺、好きなんだよね。」と言えますが、英語では「好きである」という意味のlikeは他動詞なので、必ず I like you. のように目的語をとり、何が好きなのか言わなければいけません。この英語の目的語の多くは日本語では「~を」もしくは「~が」と訳されます。例えばvisitは他動詞なので I visited New York. は「私はニューヨークを訪問した。」と訳されますが、goは自動詞なので I went to New York. は「私はニューヨーク行った。」と訳されます。

動詞の前が「~を」もしくは「~が」だと他動詞、「~に」、「~と」、「~について」、「~から」だと自動詞と推測しがちで、実際にほとんどの場合はその推測が正しいのですが、他動詞なのに日本語では「~に」、「~と」、「~について」、「~から」と訳される場合も少数ながらあります。その場合は「~に」にto、「~と」にwith、「~について」にabout、「~から」にfromという前置詞を動詞の後につけると間違いになります。

自動詞と誤りやすい他動詞は問題にしやすいのでよく試験に出てきます。英文法書でも詳しく説明していないことが多いので、今回、ジブリ映画にも出てくる9つの自動詞っぽいけど自動詞ではない他動詞をしっかりマスターしましょう。

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4月 5, 2018 · Pukuro · No Comments
Posted in: #例文で覚える英単語(受講者用), ■英単語豆知識

英語5文型で覚えないといけない47の動詞

今回は英語の5文型を復習します。英文は原則的に「主部」と「述部」で構成されます(「原則的」というのは命令文や会話文では主部が省略されることがあるためです)。主部の中で修飾語を除いた中心語が「主語(Subject)」、述部の中心となるのが「動詞(Verb)」です。英文の多くでは動詞の後に「目的語(Object)」もしくは「補語(Complement)」が続きます。これら主語、動詞、目的語、補語を「文の要素」といい、これらに意味をつけ加えるのが「修飾語」です。修飾語を除いても文は成立するので修飾語は「文の要素」に含まれません。

述部の中心となるのが動詞です。この動詞が文の形を決めます。その文の形が5種類あるから5文型なわけです。まず動詞には「自動詞」と「他動詞」があります。目的語を取らない動詞が自動詞、目的語を取る動詞が他動詞です。目的語とは動詞が表わす動作や行為の対象となる語句のことを言います。目的語となるのは名詞、代名詞、動名詞、to不定詞、名詞節などの名詞相当語句です。例えば、  I like her. のherが目的語です。ちなみに日本語は文の形が非常に柔軟な(or適当な)言語です。語順を自由に変え、また文の要素を省略することができます。例えば、「俺は彼女が好きだ。」は

1. 俺は彼女が好きだ。
2. 俺は好きなんだ。
3. 彼女が好きなんだ、俺は。
4. 彼女が好きだ。
5. 好きなんだ、俺は彼女のことが。
6. 好きなんだ、彼女のことが。

というふうに語順を変えたり、文の要素を省略したりしていろんな風に表現することができますが、英語では I like her. I like.Like her.Like I her. と言うことはできません。likeは他動詞なのでI like…と言ったら次に必ず目的語を伴います。

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3月 29, 2018 · Pukuro · No Comments
Posted in: #例文で覚える英単語(受講者用), ■英作文豆知識

ナース(nurse)いろいろ: フライトナースからリエゾン看護師まで

The Free DictionaryのMedical Dictionaryでnurseの項目を見たら、非常に詳しくnurseについて説明がなされていました。nurseはもちろん「看護師」のことです。日米の医療システムは異なるので、日本にはないタイプのnurseもいたりして日本語の訳語がいまだないnurseもあるようです。以下、この辞書に掲載されているnurseを一つずつ確認してみます。

 

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3月 14, 2018 · Pukuro · No Comments
Posted in: ★看護系

アドバイス(advice)は数えられるのか?

Google Scholar(学術論文に特化したGoogleの検索サービス)で論文を検索していたところ、an adviceやadvicesという表現をしている論文を多数見かけました。以下はその一例です。

“Central government makes law and regulation.. for commonhold, and then establishes the organization for advices.” (日本建築学会計画系論文集、2009)

Teachers of these classes cannot easily monitor and assess the learners’ learning levels and give them appropriate advices in the limited class time.” (教育システム情報学会誌、2010)

“His PAFTAD continued to give advices and research input to the development of PECC and APEC. ” (国際経済、2011)

“Many of the teachers ask colleagues’ advices at school, but a certain number of them wish for getting solution out of school.” (学校教育実践学研究、2012)

Through the questionnaires we received from the participants and international teaching assistants in addition to an advice from a science-education researcher from the National Institute of Education, Singapore, we have come to consider the further agenda of the present research project. (千葉大学教育学部研究紀要、2013)

It is the purpose of this study to verify the characteristics and process of an advice on the choice of courses, and to discuss the effects and functions thereof. (法政大学キャリアデザイン学部紀要、2014)

Debriefs and advices of the dentists who experienced the post-quake reconstruction from the Great East Japan Earthquake (感性福祉研究所年報、2015)

A Support for an Awareness for Teachers When Giving Advices to Students in Making Choices on Elective Subjects Based on Future Courses of Students at Integrated High Schools in Japan (日本教育工学会研究報告集、2016)

“A large portion of respondents does not receive instructions or advices in terms of advertisements at home.” (埼玉大学紀要、2017)

In our ongoing project, we aim to develop a training system that can provide advices to its users in improving the perception of their communication skill during group discussion.” (ヒューマンインタフェース学会論文誌、2018)

すべて間違いです。「助言」や「忠告」という意味の「アドバイス」は英語では数えられません。同じく不可算名詞のinformationをinformationsと書く人は見当たらないのに、adviceはつい数えたくなる名詞のようです。名詞のadviceと動詞のadviseを混合する人もたまに見かけます。

In the conclusion, the research advices the necessary construction of information process system for foreign language learning. (電子情報通信学会技術研究報告、2011)

以下、名詞adviceと動詞adviseの用法を再確認したいと思います。

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3月 8, 2018 · Pukuro · No Comments
Posted in: ■英単語豆知識

日本語力が低いと英語の力がつかないというの本当か?─キムタツ編

キムタツこと木村達哉・灘中学校/高等学校英語科教員のブログでこういう発言を見かけました。

「で、英語力向上の土台となるのは母国語である日本語力です。それは言うまでもない。外国語の力が母国語の力を超えることはありませんので、母国語力が低い人は外国語の力も低いということになります。」キムタツブログ

キムタツ氏によると、日本語力が低い人(国語の成績が悪い人)は英語力も低い(英語の成績も低い)そうです。こういった言説はとくに小学校に英語教育を導入することに反対する人たちの間でよく聞かれます。たしかに、英語力の基礎が日本語力にあるのであれば、小学校では日本語教育に専念する方が良さそうです。

しかし、「外国語の力が母国語の力を超えることはないので、母国語の力が低い人は外国語の力も低い」というのは本当でしょうか。

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3月 4, 2018 · Pukuro · 2 Comments
Posted in: ■英語学習法