『魔女の宅急便』の英語

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『魔女の宅急便』の英語版DVDはクレジットカードさえあれば簡単に個人輸入できます。英語タイトルはKiki’s Delivery Serviceです。

https://www.amazon.com/Kikis-Delivery-Service-Kirsten-Dunst/dp/B002ZTQVLG/ref=sr_1_1?s=movies-tv&ie=UTF8&qid=1479954260&sr=1-1&keywords=Kiki%27s+delivery+service

では、キキのセリフをいくつか見てみましょう。

最初の場面覚えてる? キキが野原に寝っ転がってラジオを聞いているんだよね。そのラジオから流れる最初のセリフがこれ。

We’ve been receiving so many calls, asking about this marvelous airship – the Spirit of Freedom – which, uh, may or may not be passing over our area soon.

airshipって飛行船のことだよ。the Spirit of Freedomという名前の飛行船がこの地域の上空を通り過ぎるかもしれないんだけど、ラジオ局にもそれについての問い合わせの電話が殺到しているってわけだね。marvelousはextremely goodという意味だからね。

たまには文法も復習しようかな。最初の文、We’ve been receiving so many callsだけど、have been …ingって何だったか覚えてる?

そうそう。これは現在完了進行形だね。進行形だから今、電話が殺到中ってことだけど、それだけだったら

We are receiving so many callsと言えばいいよね。でも今だけじゃなくて、ずっと前から質問の電話がきているから、過去から継続して今も起きていることを示す現在完了進行形が使われているんだよ。感じとしては、

過去進行形のWe were receiving so many callsと
現在進行形のWe are receiving so many callsがセットになると

現在完了進行形We have been receiving so many calls.が使われるって感じかな?

 

キキが旅立つ場面から。

コキリ: あなた そのホーキで行くの?
キキ: うん かわいいでしょう
コキリ: ダメよ! そんな小さなホーキじゃ。お母さんのを持って行きなさい
キキ: ヤダー そんな古いの

MOM: That’s the broom you’re going to be leaving on?
KIKI: Yep!  I just made it this morning all by myself.
MOM: Honey, it’s too small to be really safe.  I’ d rather you took my broom.  I know it better.
KIKI: But, Mom, that one’s so old!

broom = ほうき。leave on Aは「Aを身につけて出て行く」という意味。

be going to = will。「~するつもりだ」という意味では日本人はwillを使いたがりますが、ネイティブは、主語の意図を表すときはbe going toかbe gonnaの方をよく使います。

(1) I will play basketball.
(2) I am going to play basketball.
(3) I’m gonna play basketball.

会話で一番使われるのは(3)です。

yep = yes. かなりくだけた言葉だから目上の人に使ってはいけません。
all by myself = 全部自分で。「かわいいでしょう」が「今日の朝、私が自分で作ったばっかりなの。」というセリフに変わっています。
honeyは愛する彼氏・彼女や子どもに対する呼びかけ
too A to doは「Aすぎて~できない」という意味。ここでは「そのほうきはちゃっちゃすぎて安全ではない」ということ。
would rather (that)は「むしろ~した方が良いと思う」という意味。would ratherの後にはthat節が伴うけど、thatは良く省略されます。「あんたのほうきはちゃっちゃすぎるから、わたしのほうきを持っていったら?」とママは言っているわけです。また、この構文は仮定法なのでthat節の動詞が過去形(took)になっています。I’d rather you take my broom. と書いたら間違いです。


コキリ: だからいいのよ。嵐にも驚かずに飛ぶわ。ね、そうしなさい

キキ: せっかく作ったのに ねえ ジジ
ジジ: 僕もお母さんのホーキがいい
キキ: うらぎりもの!
コキリ: 町に慣れたら自分のを作れば?
キキ: …うん

MOM: And, that’s why it’s good.  You can rely on it time after time in any kind of weather.  Now, Kiki, do this for me, please.

KIKI: But I put so much work into this one.  Right, Jiji?
JIJI: Your broom is nice, but let’s take your mother’s.
KIKI: You’re no help!
DORA: Now, Kiki, can’t you make yourself another fine broom when you get settled down?
KIKI: Mm-hmm.

That’s why… = だから~なんだよ。キキがそのほうきは古くさくて嫌って言ったことに対し、古いからいいんだよってママは返答しています。
rely on A=Aに頼る
time after time=何度も何度も、繰り返し
「どんな天候でも繰り返しこのほうきに頼っていいんだよ。ねえ、キキ、ママの言うこと聞いてよ、お願いだから。」
put work into A = Aに労力を注ぐ
「でもこのほうきを作るの大変だったんだよ。そうだよね、ジジ。」
let’s… = 「~しよう」
You’re no help. = 「もう役立たず(>_<)」
fine = satisfactory or acceptable
settle down = 落ち着く
Mm-hmm = ええ。同意の表現です。

 

キキとママのコキリの最初の会話です。

「お母さん!いらっしゃい。お母さん、天気予報聞いた?今夜晴れるって。絶好の満月だって。」

Hey, Mom!  Oh.  Hi, Miss Dora.  Hey, Mom, it’s gonna be clear tonight.  And, guess what the radio says there’ll be a full moon!

gonnaはgoing toの短縮形です。
clearはnot covered by anythingってこと。まったく空が雲に覆われてないからclearは晴れたという意味になります。clear skyで「澄み切った空」です。
 
a full moonで「満月」。the full moonとはあまり言いません。moonは一つしかないから定冠詞のtheがつくと習ったでしょうが、a full moonは複数ある月の種類のひとつなので不定冠詞のaがつきます。同様に「三日月」はa crescent moonです。
 

 

キキがオソノに初めて会う場面です。

キキ: あの… 私でよければ届けましょうか?
オソノ: え…!? でも…
キキ: あそこを曲がった乳母車の人でしょう?
オソノ: じゃ 頼むわ。悪いね
キキ: いいえ。ジジ 行くよ

KIKI: Excuse me.  But would you like me to deliver it for you?
OSONO: What?
KIKI: The woman with the baby carriage who just went around the corner.  I could  reach her in no time.
OSONO: Really?  You’d do that?  Thank you so much.
KIKI: My pleasure.  Let’s go, Jiji!

deliver = 配達する
baby carriage = ベビーカー
go around the corner = 角を曲がって行く
in no time = very quickly
My pleasure = どう致しまして。◆礼を言われたときの返答

最初の行のdeliver it for youのitは赤ちゃんのおしゃぶりです。英語ではpacifierと言います。これは「平和な状態に戻す」という意味のpacifyが名詞になったものです。だから元々は「なだめる人」とか「調停者」という意味でこの単語が使われていましたが、20世紀初めに赤ちゃんをなだめるものという意味でおしゃぶりがpacifierと呼ばれるようになりました。

11月 25, 2016 · Pukuro · No Comments
Posted in: ・魔女宅

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