ジブリも間違えない自動詞と誤りやすい9つの他動詞

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動詞には自動詞と他動詞があり、他動詞は必ず目的語をとります。例えば、日本語では「俺、好きなんだよね。」と言えますが、英語では「好きである」という意味のlikeは他動詞なので、必ず I like you. のように目的語をとり、何が好きなのか言わなければいけません。この英語の目的語の多くは日本語では「~を」もしくは「~が」と訳されます。例えばvisitは他動詞なので I visited New York. は「私はニューヨークを訪問した。」と訳されますが、goは自動詞なので I went to New York. は「私はニューヨーク行った。」と訳されます。

動詞の前が「~を」もしくは「~が」だと他動詞、「~に」、「~と」、「~について」、「~から」だと自動詞と推測しがちで、実際にほとんどの場合はその推測が正しいのですが、他動詞なのに日本語では「~に」、「~と」、「~について」、「~から」と訳される場合も少数ながらあります。その場合は「~に」にto、「~と」にwith、「~について」にabout、「~から」にfromという前置詞を動詞の後につけると間違いになります。

自動詞と誤りやすい他動詞は問題にしやすいのでよく試験に出てきます。英文法書でも詳しく説明していないことが多いので、今回、ジブリ映画にも出てくる9つの自動詞っぽいけど自動詞ではない他動詞をしっかりマスターしましょう。

discuss ~について話し合う、議論する

『耳をすませば』の一場面。雫が高校受験をしないと言い出し、父親の靖也が台所でこのことについて話し合おうと言っています。ruinは「~をダメにする」、keep A upは「Aをし続ける」、change out of one’s uniformは「制服を着替える」という意味です。

All right. Let’s go to the kitchen and discuss this.

「~について議論する」という意味のdiscussをdiscuss aboutと書く人は非常に多いです。しかしdiscussは他動詞なのでdiscuss aboutと言わないように注意しましょう。

 

marry ~と結婚する

『紅の豚』でジーナがポルコに「私を見るなり“結婚してくれ”だって」と言っています。そう言った男はアメリカ人のカーチスです。

As soon as he saw me, he asked me to marry him.

他動詞を自動詞と間違えがちな定番動詞がdiscussとmarryです。「~と結婚する」はmarry withではないですからね!!

 

touch ~に触る

『もののけ姫』の最初の場面でアシタカは傷を負います。「かや、触れるな。ただの傷ではない。」(男の声)「アシタカが手傷を負った。」「ただの傷ではない」が「この傷は邪悪だ」と英訳されています。

“Kaya, don’t touch it. This wound is evil.” “The prince has been hurt.”

「~に触る」はtouch toではありません。

 

obey ~に従う

道路上を飛んで職務質問されるキキ。「でも私は魔女です。魔女は飛ぶものです」と言い訳しますが、交通警察官に「魔女でも交通規則は守らなければいかん。」は怒鳴られます。be supposed toは「~することになっている」、fly aroundは「飛び回る」という意味です。「飛ぶものです」に対し、「法律に従うものです」と返答されています。

“But I’m a new witch, sir. We’re supposed to fly around.” “You’re supposed to obey the law.”

「~に」だからといってobey to the lawと言わないように注意しましょう。

 

follow ~についていく

ポルコが秘密警察に尾行されている場面です。フィオにこう言います。「そこの窓から後ろを見てみな。ファシストの秘密警察だ。フィオをつけていたのさ。」take a lookは「見る、見てみる」、goodが加わることで「よく見る」という意味になります。秘密警察がつけていたのはフィオだけなのに英語版ではus (フィオとポルコ)に変わっています。

I want you to take a good look behind us, will you? That’s the Fascist Secret Police. They’re following us.

「~についていく」をfollow toと言わないように注意して下さい。

 

contact ~と連絡を取る

『となりのトトロ』での場面です。カンタが預かった電報をサツキに渡します。それを見たサツキ。「七国山病院! お母さんの病院からだわ。お母さんに何かあったんだ。おばあちゃん、どうしよう! 連絡しろって。」happen to Aは「Aに起こる」、get to Aは「Aに連絡を取る」、right awayは「すぐに」という意味です。

“Please contact Shichikokuyama.” Shichikokuyama! It’s from Mom’s hospital! Something must happened to her. We have to get to the hospital right away, Granny.

「連絡を取る」という意味のcontactは他動詞なのでcontact withと言わないように気をつけてください。

 

answer ~に答える

『天空の城ラピュタ』でのシータのセリフです。日本語版では「パズー!」と叫ぶだけの場面で英語版では「大丈夫?私に返事して」というセリフが加えられています。

“Pazu! Are you all right? Answer me!”

「~に答える」はanswer toではなくてanswerとなります。

 

reach ~にたどりつく

パン屋に赤ちゃんのおしゃぶりを忘れたのでオソノが困っていると、通りがかったキキが「あの… 私でよければ届けましょうか?あそこを曲がった乳母車の人でしょう?」と話しかけます。just went around the cornerは「ちょうど角を曲がった」、in no timeはimmediatelyという意味です。日本語版にはないセリフですが、キキは I could reach her in no time. とオソノに言います。

Excuse me. But would you like me to deliver it for you? The woman with the baby carriage who just went around the corner. I could reach her in no time.

「~に到着する」「~に達する」などの意味のreachは他動詞なのでreach toと言わないように気をつけてください。

 

leave ~から去る

ラジオの天気予報で今夜は満月の晴れと聞いて、キキは旅立ちの日を今夜と決めます。「ドーラさん、こんにちは。あたし決めたの。今夜にするわね。」深夜12時をmidnightと言います。

Please excuse me, Miss Dora. Mom, it’s a perfect midnight for me to leave home.

「~から去る」はleave fromではないので注意して下さい。

4月 5, 2018 · Pukuro · No Comments
Posted in: #例文で覚える英単語(受講者用), ■英単語豆知識

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