ナウシカの英語(6): 過去完了

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ナウシカ「まああ、キツネリス。私初めて。」

NAUSICAA – Wow, is that a fox-squirrel? I’ve never seen one.

ここでの現在完了は「経験」を表しています。キツネリスを見た経験がないと言っているわけです。「現在完了―経験」についてはhttp://www.sanctio.jp/archives/1887を参照してください。

英語版ではユパ様が次の返答をします。

YUPA – I hadn’t, either.

I hadn’t seen a fox-squirrel, either.と言っているわけですが、ここで過去完了<had+過去分詞>が使われていることに注目してください。ナウシカはユパ様のポーチの中にいるキツネリスを「今」初めて見たから、現在完了が使われているわけです。現在というこの一点においては見ているけど、それ以前はまったく見たことがなかったから現在完了です。でもユパ様は「その前」にキツネリスを初めて見たわけです。だからユパ様にとってはキツネリスを見るという行為は過去形なんだけど、その過去の一点を基準にすると、それ以前は見たことがなかったから過去完了が使われているわけです。

<生まれてから(past1) -> 30分前(past 2)  -> 今(present)>

ナウシカは<past 1 – present>の間、キツネリスを見たことがなかったから「現在完了」、ユパ様は<past 1 – past 2>までキツネリスを見たことがなかったから「過去完了」。

わかりました?

ところで、eitherは否定文の後に続いて、「~もまたない」という意味になります。ここでは、ナウシカと同じく私もキツネリスを見たことがないといっているわけです。肯定して「~もそうです」というときは、tooを使います。
例文: “He can’t speak English fluently.” “No, you can’t do that, either.”


7月 10, 2010 · Pukuro · No Comments
Posted in: ・ナウシカ

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