基礎英文問題精講37: asは接続詞、それとも関係代名詞?

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中原道喜著 『基礎英文問題精講』, pp. 82-83の英文です。

Industry as we know it began in 1765, when James Watt developed the first practical steam engine.
(今日われわれが知っているような産業は、1765年に、ジェイムズ=ワットが最初の実用的な蒸気機関を開発したときに始まった。)

この文章のasの用法について以下のような説明をしています。

●注意すべきasの用法の区別
(1) City life [,] as we know it [,] is unhealthy. (われわれが知っているような都会生活は不健康だ) 〔asは接続詞〕
(2) City life, as we all know, is unhealthy. (われわれがみな知っているように、都会生活は不健康だ) 〔asは関係代名詞〕
(2)ではas-Clauseは文頭にも文尾にも置かれ、City life is unhealthyという内容を先行詞とする関係代名詞である。

前回説明したように、(2)のasは関係代名詞ではありません。(1)と(2)のasはどちらも接続詞です。(2)にはknowの目的語が示されていませんが、だからといってその目的語がCity life is unhealthyなわけがありません。(2)のknowに目的語がないのは、単に自動詞として使われているからです。また、中原氏は(1)を「われわれが知っているような都会生活…」と訳していますが、正確には「われわれが知っているように、都会生活…」となります。

PS1. 荻野敏・島村青児著 『EARNEST英文法・語法』のp. 375では、中原氏のようにこのasを関係代名詞と見なしています。私は納得できませんでしたが。

PS2. p. 82に接続詞としてのasのうち、「様態」を表すas-Clauseには名詞を修飾する形容詞節の働きをする場合があると説明されていますが、意味がよくわかりませんでした。

その他の項目は中原道喜著『基礎英文問題精講』の使い方をクリック(^^)

1月 3, 2011 · Pukuro · 2 Comments
Posted in: ×基礎英文問題精講

2 Responses

  1. peanut - 10月 29, 2013

    文法書等を見ると中原氏の説明で合っているようです。
    まず(2)の場合ですが、このasは関係代名詞の非制限用法のような使われ方をしています。非制限用法であれば、先行詞が文全体となることはありえます。非制限用法のwhichを考えればわかると思います。
    (1)の場合は、itが何を指しているのかが問題になります。「我々が知っているように」と意味を取ると、City life is unhealthyを指していることになりますが、これは少々無理があります。というのも、as we know itによって、City lifeとis unhealthyに分断されているからです。文頭から意味を取っていくと、itはCity lifeを指すと考えるのが自然ですし、実際そうなのです。これは接続詞asの名詞を限定する用法であり、関係詞よりもいくぶん弱く限定して「~のような」と訳すそうです。

  2. M - 2月 8, 2018

    Origins of these sentences seem to be “We all know (what city life is like).” and “City life is unhealthy.” The natural interpretation of those sentences, in my opinion, is as follows:

    1.
    City life is unhealthy, and we all know it.
    City life is unhealthy, as we all know it.
    City life, as we all know it, is unhealthy.

    2.
    City life is unhealthy, which we all know.
    City life is unhealthy, as we all know.
    City life, as we all know, is unhealthy.

    Thanks.

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