伊藤和夫「基本英文700選」をググる: 第2回

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鈴木長十・伊藤和夫著 『新・基本英文700選』
(A)英語の基本文型 2. 主語+動詞+準動詞、etc. (pp. 10-17)

19. If you are to know about the real world, it can only be by inferring things about it from the appearances. 実在の世界について知りたいと思うならば、それは、実在の世界がどうなっているかを現れ(見かけ)から推測することによってのみ可能となる。

「~について知りたいと思うならば」は非常にありふれた表現のように感じられますが、<if you are to know about>をググると32件しか出てきませんでした。その多くが「700選」関連サイトです。

34. I put the money in, but the can of juice will not come out.  The vending machine must be out of order. お金を入れたが、缶ジュースはどうしても出てこない。自動販売機は壊れているに違いない。

<the can of juice will not come out>をググっても23件しか出てきません。ほぼ全てが「700選」関連サイトです。アメリカ人は自動販売機から缶ジュースが出てこなくても、こういう表現はしないようです。

35. He always keeps his word and is relied upon by everybody. 彼は必ず約束を守り、誰からも信用されています。

文法的には間違いではない受動態の表現ですが、ネイティブはあまりこういう言い方をしません。<relied upon by everybody>でググると36件、<relied on by everybody>でググっても17件しか出てきません。

 

(A)英語の基本文型 3. 主語+be + p.p. + 準動詞、etc. (pp. 18-21)

54. From a strictly scientific point of view, history cannot be called a science. 厳密な科学的見地からは、歴史は科学とは言えない。

ここでhistoryは「歴史」ではなく、「歴史学」と訳した方がいいでしょう。

「受動態」に焦点を当てたこの節の英文はとくに間違っているといったものは見あたりませんでしたが、英語は基本的に「受動態」よりも「能動態」の文が好まれることはちゃんと理解していた方がよいと思います。日本人が書いた英文はネイティブにはムダに受動態が多い文にうつるようです。例えば、以下の文は、後者のような能動態の文の方が好まれます。

56. The child must be taught to respect the truth and to tell the truth. –> We must teach children to respect the truth and (to) tell the truth.

60. She was seen to run up the stairs with tears in her eyes. –> I saw her run up the stairs with tears in her eyes.

 

5月 13, 2011 · Pukuro · No Comments
Posted in: ×基本英文700選

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