伊藤和夫「基本英文700選」をググる: 第13回

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鈴木長十・伊藤和夫著 『新・基本英文700選』
(B)重要文法事項を含む構文 4. 助動詞 (pp. 80-89)

331. You shall hear more from me by the next mail.  With kind regards to you all. いずれ後便でくわしく申し上げます。皆さんによろしく。

You shallという表現は実際にはほとんど使われないし、命令・脅迫口調に聞こえます。こういう言い方はせずに、代わりにYou willを使いましょう。

332. “Shall I send for a doctor?”  “No, thank you.  There’s no need for one.” 「医者を呼びましょうか」 「いや、それにはおよびません」

“Shall I send for a doctor?”をググったら、出てきたのは20件。Shall I ~?という表現は今も使われますが(使わない人の方が多いとは思いますが)、あまりググれませんでしたね。

334. Punctuality is a virtue that should be practiced by those who would succeed in life. 時間を守ることは、成功を望む人々の実践すべき美徳である。

“those who would succeed in life”のググり件数は8件。ここで伊藤氏はwouldを「強い意志」という意味で使っているつもりのようですが、だとするとなぜ「過去の意志」なのかわからないし、そもそもこの英文を聞けば誰もが「人生で成功するであろう人々」(現在の事柄に対する想像・推定)という意味にとるでしょう。

337. Is it any wonder that he should have failed in the examination? 彼が試験に落ちたからといって何の不思議があろう。

<「当然、意外、遺恨」を示す主節に続く名詞節では、感情の主観的側面を強く出すためにshouldを用いる。>と説明されています。ではこれもググってみましょう。 “Is it any wonder that he should”のググり件数は36。 主語を変えてsheにして “Is it any wonder that she should”だと1件。 “Is it any wonder that they should”だと26件。 “Is it any wonder that”を検索して上位20の例文をすべてチェックしましたがshouldが用いられた例文は0でした。この構文でshouldがつくことはほとんどないようです。

342. He started just now, so he cannot have gone so far. あの人は今出たばかりだから、そんなに遠くまで行っているはずはない。

“he cannot have gone so far”をググったら出てきたのは29件のみ。すべてが日本・韓国・中国サイト。so farはuntil now (今までのところ)という意味にとられるのでここで使うのは不適切だと思います。

5月 27, 2011 · Pukuro · No Comments
Posted in: ×基本英文700選

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