『ハウルの動く城』の英語(3)

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『ハウルの動く城』第4幕 An Old Curse (12:33-17:49)から。おばあちゃんになったソフィーが荒野を放浪しているときにかかしのカブに出会った場面です。まずはソフィーが杖になる木の枝を探している場面から。

「まだいくらも来てないのね。歯だけは前のまんまで良かったよ。杖に良さそう。よいしょと、あた…。 ちょっと太いかしらね…頑固な枝ねえ。ソフィーばあちゃんを甘く見ないで!」

英語セリフではこうなっています。

I’ll never get there with these legs. At least my teeth haven’t fallen out yet. That would make a nice cane. Up we go. Oh. Might be too big. This is one stubborn branch. You’re not getting the best of this old lady.

fall outとは文字通り「外へ落ちる」ということ。歯(a tooth or teeth)がfall outするというのは「歯が抜け落ちる」という意味です。caneが「つえ」。Up we goは座っていた人が立ち上がるときに口に出る「よいしょと」の英語セリフです。branchは「枝」。stubbornは「頑固な」という意味を覚えているでしょう。日本語セリフでも「頑固な」となっていますが、ここでの「頑固」はdifficult to moveという意味です。get the best ofは「~に打ち勝つ」という意味のイディオムです。

でも引き抜いた枝は杖になりそうもないかかしでした。

「あっ、かかしか。また魔女の手下かと思ったよ。でもおまえ、なんで一人で立ってるの?頭がカブね。わたし、小さい時からカブは嫌いなの。逆さになってるよりましでしょ。元気でね。」

Oh! Just a scarecrow! I was afraid you were one of those blob men. But how are you standing on your own like that? Your head’s a turnip. I’ve always hated turnips, ever since I was little. At least you’re not upside down now. So long.

「かかし」はscarecrow。カラス(crow)を怖がらせる(scare)ということです。「オズの魔法使い」に登場するかかしの名前でもあります。blobは粘りけのある丸い塊(a fat round drop, usually of something sticky or thick)のことです。バーバパパを陰険にしたような荒地の魔女の手下のことを英語でa blob manと言っています。「カブ」はturnip。英語版ではソフィーはカブのことをturnip-head(カブ頭)と呼んでいます。ever sinceはsinceとほとんど意味は変わりませんが、everがつくことで「~以来」ずっとそうだったという意味が強調されます。「上下逆さま」は英語でupside downといいます。

ちなみに『ハウル』で私が一番好きな登場人物はturnip-head。なんか切なくて悲しそうなキャラですよねえ。

5月 25, 2012 · Pukuro · No Comments
Posted in: ・ハウル

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