耳をすませば─⑫聖司、イタリアに出発

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図書館で調べ物をしている雫。聖司が向かい側の椅子に座って雫を見ています。

雫「この人・・・、牢屋でバイオリン作ってるんだ・・・。」
It’s a prisoner locked in a cell and he’s making a violin. …
prisoner=囚人; lock=~を(刑務所などに)閉じ込める; cell=(刑務所の)独房

雫「聖司くん!もう行っちゃったのかと思ってた。」
Seiji! I thought you had left for Italy.
「聖司がイタリアに向けて出発した」のは「私がそれを思った」ことよりも前のことなので過去完了形が使われていることに注意。

聖司「おじいちゃんに聞いて、ここじゃないかと思ったんだ。会えてよかった。明日行く・・・。」
I just talked to my grandpa. He said you might be here. I’m glad I found you. I’m leaving tomorrow.
grandpa=grandparent

複文で主節の動詞が過去時制のときには、原則として従位節の動詞もそれに合わせて過去の形にします。主節の動詞が過去時制以外の時、たとえば現在形の時はこういった時制の一致は生じません。<He said you might be here.>は時制の一致が生じていますが、<I’m glad I found you.>は時制が一致していないことに注意。

雫「明日・・・。」
You are?

聖司「いいよ、雫が終わるまでここで待ってる。」
Go on. You should keep working. I’ll wait until you’re done.
go onは「続ける」という意味ですが、ここでは読書を続けていいよ、という意味で使われています。keep …ingは「~し続ける」という意味。workは「働く」だけではなく「作業をする」という意味でも使われます。だから「勉強する」、「読書する」という場合にもworkという動詞が使われます。be done=「終える」。

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[夜の道を歩く雫と聖司]
聖司「送れなくてごめんな。」
Sorry I can’t see you home.

雫「ううん、来てくれてとてもうれしかった。見送りにはいけないけど、帰りを待ってるね。」
I’m just glad I was able to see you again. I can’t go to the airport with you but I’ll be waiting for you when you come back.

聖司「うん、たった2ヶ月さ。」
I’ll see you in two months then.
inはbefore or at the end of a particular periodという意味になります。日本語に訳する場合、inの「~の中に」という意味に引きずられて「2ヵ月以内に」とつい訳しがちですが、「2か月後には」と訳す方が適切です。

雫「あたし・・・、泣きごとばかり言ってごめんね。あたしもがんばるね。」
I’m sorry for complaining all the time, Seiji. I promise I’ll work hard while you’re gone.
complain=不平を言う; be gone=行っていなくなる

聖司「じゃあ行ってくる。」
Well, I better go.
betterはhad betterのhadが省略された形です。

雫「いってらっしゃーい!」
Have a safe trip.

9月 10, 2014 · Pukuro · No Comments
Posted in: ・耳をすませば

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