トトロの英語(11): What on earth …. ?

微妙にととろっぽくない…いや微妙どころか…

サツキ「メイ、手、真っ黒じゃない。どうしたの?」
メイ「まっくろくろすけ逃げちゃった。」

英語でのセリフはこうなっています。

SATSUKI – Mei, your hands are filthy. What on earth did you do?
MEI – I caught a soot gremlin, but he got away.

filthyはextremely dirtyってことです。「逃げる」はget away。ここでは過去形だからgot awayになっているわけです。caughtはもちろんcatch(捕まえる)の過去形ですよ。

What on earth…?は「いったい全体~なんだ?」と訳されますが、とても驚いたり、頭にきたときに疑問形の形で表現する修辞疑問です。ここでは、手が真っ黒のメイを見て驚いたサツキが、何をしたらこんな黒くなるの?って言っているわけです。

トトロの英語(10): a rice field

サツキとメイが初めておばあちゃんに出会う場面。

「今自分は田んぼが忙しくってえ。んでも時々掃除はしといたんだ。」

「となりのトトロ」には、英語の教科書にはあまり出てこないけど、日本ではごくありふれた事の英語表現がよく出てきます。田んぼ=a rice fieldもそのひとつです。

We’ve been very busy in the rice fields, but I did manage to keep the place well-dusted, as you can see.

現在完了が使われていますね。過去から今まで田んぼの仕事でずっと忙しかったって事です。「田んぼ」はa rice field。ここでは田んぼはいくつもあるってことで複数になっていますし、どのあたりの田んぼか当事者の間で明白なので定冠詞のtheがついています。もちろん、サツキたちはどのあたりにおばあちゃんの田んぼがあるか知らなくて、Which rice fields are you mentioning?って返事が来るかもしれませんよ。ここで大事なのは、実際に当事者間で共有された知識かどうかではなくて、話し手がそう思っているかどうかです。おばあちゃんは、聞き手が知っていることだろうと思いここで定冠詞をつけたわけです。

manage to = ~をなんとか成し遂げる(succeed in doing something difficult, especially after trying very hard)

well-dusted = 掃除の行き届いた
dustとは「ほこり、ちり」のことです。動詞の場合、「ほこりをまく」ではなく、「ほこりを払う」(use a cloth to remove dust from the surface of something dust)という意味になります。気をつけてほしいのは、dustという動詞には、逆の「~に粉をかける、振りかける」という意味でも使われることです。
I dusted the books and the bookshelves. (本と本棚のほこりを払う)
I dusted the top of cake with icing sugar. (ケーキに粉砂糖をまぶす)
ただし、「~をかける」という意味があるからといっても、「ごみをまき散らす」という意味でdustが使われるというわけで
はありません。
http://allabout.co.jp/study/basicenglish/closeup/CU20051107A/index3.htm
では違ったことを言ってますけどね。

as you can see = ごらんの通り

トトロの英語(9): ever since

お父さんはこう返事します。

「そりゃあすごいぞぉ。お化け屋敷に住むのが子どもの時からお父さんの夢だったんだ。」

英語ではこう。

That’s great. I’ve always wanted to live in a haunted house ever since I was a little boy.

haunted house = 幽霊屋敷

since(~以来ずっと)を伴って、過去から現在までの継続的状態を表す現在完了の文になっていますね。

ever since = continually since that time ~以来ずっと

everをつけずに、… since I was a little boyでも意味はほとんど変わりません。ここでのeverは「強調」のために使われています。

となりのトトロの英語(8): weird

このトトロ弁当も捨てがたい。。

「お父さーん、やっぱりこのうち、なにかいる~!

英語のセリフはこうなっています。

Dad, come here! There’s definitely something weird in this house!

「お父さん、こっちに来て!」ってセリフが付け加えられてますね。

definitely = without any doutb; certainly
weird = very strange and unusual, and difficult to understand or explain

definitelyは「確かに、間違いなく、疑いなく」という風に訳されますが、definitelyのような程度を表す形容詞・副詞の日本語訳は、文脈によっていろいろ変わるので、イメージ・感覚的に覚えた方がいいと思います。

あなたのクラス(or職場)のいるあの彼って女の娘にまったく興味がなさそう…絶対彼はホモにちがいない…

He’s definitely a homosexual.

これでdefinitelyはマスターできたね^^

weirdって形容詞は英語の会話でよく登場します。「気味が悪い、変わった、奇妙な」という風によく訳されますが、この形容詞も、キキが変なのが家にいるときに感じた感覚をイメージして覚えましょう。

となりのトトロの英語(7): catch a glimpse of

おいしそう。。。

Dad – Well, it could be ghosts, but ghosts don’t usually like to come out on nice days like this. Normally, you can’t see soot gremlins, but every once in a while, when you go from a bright place to a dark one, you catch a glimpse of them.

まっくろくろすけは、幽霊かもしれないけど、幽霊はこんな天気のいい日には普通現れない。普通は、まっくろくろすけを見ることはできないけど、明るいところから暗いところに行くとき、時々、ちらっと見ることができる、

って感じのことを言ってますね。glimpseとは「ちらっと見ること」です。catch a glimpse ofで「~をちらっと見る」、「~をちょっとだけ見る」という意味になります。英英辞典だとこういう風に説明されています。

come out = appear
normally = usually or regularly
every once in a while = sometimes
bright = shining strongly, or with plenty of light
catch a glimpse of = have a quick look at sth that does not allow you to see them clearly

ある程度英語力がついたら、是非英英辞典で意味を調べるクセをつけて下さい。ボキャブラリー力が一気につくようになりますよ(^^)。

となりのトトロの英語(6): まっくろくろすけ

Q: まっくろくろすけは英語でなんと言うでしょうか?

もちろん辞書見てものってませんからねえ~(^o^)。直訳したらInky-black-black-boyって感じになるんでしょうかね。「となりのトトロ」では、あれは何って尋ねるサツキに対してお父さんはこう言います。

Dad – It was probably just some soot gremlins.

probably = used to mean that something is very likely
大学で専門を習い始めると、probablyを「蓋然的に」、probableを「蓋然的な」って訳するようになります。要するに可能性が極めて高いということです。probably > possibly > maybe > rarelyの順に実現可能性が低くなります。

sootとはすすや煤煙のことです。グレムリンは機械などを故障させるとされる想像上の小悪魔のことを指します。みんなが知っているグレムリンと言えばこれでしょう。


でも、いつもこんなにかわいいわけじゃないですからね。ちっちゃくても悪魔ってことをお忘れなく。化けるとこうなります。


やっぱりまっくろくろすけをグレムリンというのは変ですよねえ。グレムリンは人に危害を与えるけど、まっくろくろすけは悪いことをしないでしょう。

と思いながら「となりのトトロ」を見ていたら、おばあちゃんがこう言っていました。

Ah…  You’ve got soot sprites in your house.

have got = ~を経験する
sprite =  妖精(fairy)

すすの小悪魔だったのが、すすの妖精に変わってますね。


となりのトトロの英語(5): Will you …?

みんなもトトロを作れるかな?

DAD – Satsuki, will you open the back of the house?
SATSUKI – OK.
DAD – Can you find the back door?
SATSUKI – Of course!  Come on!

「さつき、裏の勝手口を開けて。」から始まるセリフです。

<Will you…?>は「 ~してください、~しませんか」の意味の〔依頼〕を表す構文です。中学で習う構文ですが、実を言うと、ちょっとぶしつけ調なニュアンスがあり、ほとんど〔命令〕の意で<Will you…?>が使われることもあります。つまり、相手にNoと言わせない疑問文という感じです。目下の人に使うのではないのであれば、<Could you…?>を使った方がいいかもしれません。
Could you ask him to call me back? お電話くださるよう彼にお伝えいただけますか?

the back of the house = 家の裏
back door = 裏口、勝手口

「勝手口」なんて日本語は、となりのトトロを見るまでどう英訳するのかまったく知りませんでした。となりのトトロではこのような日本語独自の単語がよく出てきます。「田んぼ」はrice fields、「ぼたもち」は…

cakeです。ケーキではないだろうと思いきや、正確に訳してもa rice cake covered with bean jam(豆のジャムで覆われたお米のケーキ)となるそうです。ぼたもちはケーキだったんですね。

となりのトトロの英語(4): 独立分詞構文のwith

おいしそう。。。

お父さんがメイに向かってこう言います。
「こらこら。雨戸が開けられないじゃないか。」

英語版では、逆になっています。
Dad – Out of the way, Mei.  I can’t close the door with you sitting there.

メイがそこにいると雨戸を「開けられない」じゃなくて、「閉められない」になってますね。

out of the way = 邪魔にならない所に

out of the wayは今いる場所から離れて、ずれてってニュアンスの副詞句です。Get out of the way!で「 どいて!」とか「脇に寄って!」という意味の命令文になります。

この文章では独立分詞構文が登場しています。独立分詞構文とは、分詞構文の主語が本文の主語と違うときに、分子の前に意味上の主語がついた文のことを指します。「with + (代)名詞 + 分詞」の形をとると「付帯状況」を表します。付帯状況とは同時に行われる動作、または連続する動作・出来事を表します。「同時生起」ともいいます。ここでは、メイがドアの入り口に座ったままでいると、ドアを閉められないという意味になっています。

となりのトトロの英語(3): creepy

ねこバスではないけど

サツキ 「わあ~、ぼろ。」
メイ 「ぼろ~。」
サツキ 「お化け屋敷みたい。」
メイ 「お化け~?」

北米版アニメでは、「おんぼろ」(worn-outとかdilapidated)が「気味悪い、不気味な」(creepy)に変わっています。

SATSUKI: Wow!  It’s creepy.
MEI:
Creepy
SATSUKI: It looks like it could be haunted.
MEI: What?  Haunted?

creepy = strange or unnatural and making you feel nervous and slightly frightened

hauntは「幽霊がよく現れる」という意味の動詞です。
haunt = (of a ghost) to appear in a place repeatedly (幽霊が)よく現れる
haunted = (建物などが)幽霊のよく出る

「幽霊屋敷」のことをhaunted houseと言います。

となりのトトロの英語(2): How do you like…?

トトロ帽子☆

サツキがメイと小さな橋の上から川の中を覗いていると、お父さんが「どうだ、気に入ったかい?」とサツキに声をおけます。「お父さん、素敵ねえ。」と返事をするサツキ。英語版ではこうなってます。

DAD – So, how do you like the new place?
SATSUKI – Dad, it’s perfect!

「素敵な」(nice, fine,  lovely, sweet, splendid, wonderful, marvelous, great)の部分が「完璧な」(perfect)に変わってますね。

How do you like…? = 〔感想を尋ねて〕~は気に入りましたか?、~はいかがですか?

よく使う構文なので、しっかり使えるようになっておきましょう(^^)。ステーキ屋さんに言ったときはウエイターからこう尋ねられます。
How do you like your steak?  ステーキの焼き具合はどのようにいたしましょうか。
Rare, please.; Medium, please.; Well-done, please.のいずれかの返答をしましょう。

髪を切ったら友達にこう言いましょう。
How do you like your steak?

友達が就職したらこう尋ねてみましょう。
How do you like your new job?

自分が尋ねられたとき、返答できるようにもなってくださいね☆