アブストラクト

 

Studioの英文アブストラクト作成・翻訳・校正サービス


■学術論文アドバイザーによる英文抄録校閲

株式会社STUDIOは、邦語学術論文の英文アブストラクト作成のお手伝いをしています。英文abstractは、英文要旨、英文要約、英文概要、英文妙録、英文摘要、英文サマリー、英文シノプシスとも呼ばれます。

多くの学術誌では寄稿者に英文アブストラクトの提出を義務づけています。以下はその一例です(いずれも日本学術会議協力学術研究団体として認定されている学会が発行)。

人文系(PDFファイル):
①哲学・宗教・芸術; ②文学・言語学; ③史学; ④文化人類学; ⑤人文地理学・観光学; ⑥音楽

社会科学系(PDFファイル):
①法学; ②政治学; ③国際研究; ④経済学・経営学; ⑤社会学; ⑥心理学; ⑦教育学

理工系(PDFファイル):
①科学全般; ②数学・コンピューター; ③電気・エネルギー; ④化学; ⑤工学; ⑥物質科学

生物系(PDFファイル):
①生物学; ②農学; ③植物学; ④林学; ⑤水産学; ⑥畜産学

医療系(PDFファイル):
①医学; ②歯学; ③看護学; ④健康とスポーツ

学際系その他(PDFファイル):
①学際系; ②環境学; ③公衆衛生; ④情報処理とマス・メディア; ⑤写真とデザイン; ⑥福祉と生活; ⑦商品学・流通学; ⑧食品学; ⑨生き物

English Studioは、邦語論文の英文アブストラクト校正・翻訳・作成の業務を請け負っています。人文・社会科学系論文の英文アブストラクト校正・翻訳・作成は、私が担当しています。理工系・生物系・医学系論文については、論文をチェックした後、私にも理解が容易であれば自分でやり、専門性が高いと判断した場合には、それぞれの専門分野(医学・理工学・生物学)に精通している翻訳仲間にアブストラクト校正・翻訳・作成をしてもらい、私が最後の手直しをしています。


■価格表(税込み)

(1) 英文要旨校閲 基本料金
英語校正(100 words毎)
日英翻訳(100 words毎)
和文・英文要旨作成(100 words毎)
06,000円
+1,000円
+2,000円
+3,000円
(2) 英語タイトル・英語キーワード校閲 01,500円
(3) ネイティブチェック&証明書作成 02,000円

校閲費早見表

200 words (151-200語) 250 words
(201-250語)
300 words (251-300語)
350 words (301-350語) 400 words (351-400語)

英文校正

8,000円 8,500円 9,000円 9,500円 10,000円

日英翻訳

10,000円 11,000円 12,000円 13,000円 14,000円

要旨作成

12,000円 13,500円 15,000円 16,500円 18,000円

■サービス概要

(1) 英文アブストラクト
英文アブストラクト・サービスには、著者が英文で書かれたものの英文校正、日本語で書かれたものの日英翻訳、邦文原稿をもとに当方が和文要旨と英文要旨を作成する要旨作成の3種類があります。「日英翻訳」を希望する方は、英文語数規定の倍以上の文字数で日本語要旨を作成して下さい。また、本文の提出もお願いしています。日本語と英語は文法や修辞法が異なるため、和文要旨を直訳しようとしても正確でわかりやすい英文要旨はできあがりません。STUDIOでは、最初に本文を精読することで、論文の内容を正確に把握します。そうすることで和文要旨の行間を読み取ることが可能になり、質の高い英文要旨の作成が可能になります。そのため、STUDIOが作成する英文要旨は和文要旨の単なる直訳ではありません。依頼者が作成した和文要旨が本文の要約として不適当と判断した場合、和文要旨の内容も変更します。

(2) 英語タイトル・英語キーワード
学術誌の目次には論文タイトルがいくつも並んでいます。タイトルに興味を引かれない限り、だれもあなたの論文を読んでくれません。逆に言うと、あなたの論文を読む人があまりいなくても、かなりの数の人たちが論文のタイトルは目にします。とくに学術誌が電子アーカイブ化されていれば、論文タイトルは全世界に公開されます。そのため、英語タイトルの作成は、以下の点にとくに気をつける必要があります。

  • 文法とくに冠詞の使い方に間違いはないか。
  • 必要な情報が読者に伝わっているか。
  • 簡潔に書かれているか。
  • キーワードをタイトルの副題に含めているか。

STUDIOでは、英語タイトル校閲サービスをおこなっています。うまく英語タイトルを作成できない方は気軽にご相談ください。また、多くの学術誌が5つ程度の英語キーワードを提出することを義務づけています。英語タイトル校閲サービスを依頼された方には英語キーワードのチェックもおこないます。

(3) ネイティブチェック&証明書作成
英文抄録のネイティブチェックを義務づけている学術誌に論文を寄稿する方のためのサービスです。ネイティブ・アメリカ人のスタッフに英文の最終チェックをしてもらい、その証明書を発行します。

●その他無料サービス
希望者には、著者名、所属機関、勤務先の所在地らの正しい英語名を作成します。また、日本語の本文中にタイプミス、わかりにくい文章、筋の通っていない議論を見つけた場合は、その旨を報告します。

●その他有料サービス
英文抄録校閲以外にも、ポスター英文原稿校閲等の和文英訳をお引き受けしています。詳しくはお問い合わせ下さい。

■申込方法

Eメール(sanctio@gmail.com)でお申し込み下さい。その際、
(1) 名前
(2) 所属機関
(3) 希望するサービス(例「日英翻訳300 wordsを希望します」)、
(4) 投稿予定の学術誌名
(5) その他要望(締切日や研究費・科研費などの公費支払い希望等)
を記入してください。
依頼者と確認がとれ次第、
論文原稿(図表も含む)
和文要旨(英文校正もしくは日英翻訳を希望の方)もしくは英文要旨(英文校正を希望の方)を提出してもらい、英文抄録の校正・翻訳・作成作業を開始します。提出していただいた論文原稿のファイルは外付けHDに保存し、業務終了後半年以内に廃棄します。

ご不明な点はお気軽にEメールでお問い合わせ下さい。英文要旨は業務開始から3日~7日で完成します。まず2日後に、作成した英文アブストラクトを依頼者にEメールで送付します。その際、論文内容についての質問と提案も提示します。その後、依頼者と協議しながら英文をさらに修正し、完成原稿を作成します。依頼者が満足できる原稿を完成させたら業務が終了です。

初めて仕事を依頼する方は、本当にちゃんとしたアブストラクトを作成してくれるかどうか不安になると思います。そのような不安を解消するため、STUDIOでは代金の支払いを後払いでお願いしています。依頼者が満足できるまで協議を重ねながら、英文アブストラクトを作成しますが、それでも依頼者が作成されたアブストラクトに満足できなかった場合、キャンセルをしてかまいせん。中途解約料といったものを支払う必要はありません。


■支払い方法

サービス開始時に見積料金を提示します。研究費・科研費等の公費での支払いを希望する方には、見積書・納品書・請求書を発行します。サービスが完了次第、当社が指定する株式会社 STUDIOの口座へ代金を振り込んで下さい。

西日本シティ銀行 西新町支店 普通口座 1510514
カ)ステューディオ


■個人情報保護

株式会社STUDIOは、個人情報の保護に関する法令およびその他の規範を遵守し、個人情報に関する個人の権利を保障するとともに、個人情報を適切に保護、管理します。提出いただいた原稿のファイルはインターネットが接続されていない外付けHDに保存し、業務終了後半年以内にすべて消去します。依頼原稿の知的財産権は依頼者に属し、その内容について外部に口外することはありません。また、当方は邦文学術誌からのレフェリー依頼をすべてお断りしており、依頼者が学術誌に論文を採用されるよう便宜を図ることもありません。


●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●◆邦文学術誌の英文アブストラ クトについて

日本国政府が公的に認定した日本学術会議協力研究団体は1,700以上(平成21年度現在)ありますが、これらの学会が発行する邦文学術誌の多くが英文abstractを掲載しています。 英文アブストラクトは、英文要旨、英文要約、英文概要、英文抄録、英文摘要、英文サマリー、英文シノプシスとも呼ばれますが、なぜ邦文学術誌に掲載される論文に 英文要旨を載せる必要があるのでしょうか。その理由のひとつに文部科学省の指導があります。文部科学省所管の独立行政法人である日本学術振興会は、学会誌の出版助成を行っています。この「学術定期刊行物」助成は、科学研究費(いわゆる科研)における研究成果公開促進費からなされますが、研究成果公開促進費 から出版助成を受けるためは、学術誌が学術の国際交流に寄与していることを示す必要があります。この助成金を受けるため、論文の英文要旨を掲載する 学会誌が増えています。「学術定期刊行物」審査は毎年11月に受付が始まり、翌年4月に交付内定、6月に交付が決定されますが、平成20年度新規採択率は 68.5%にとどまり、採択率は年々低下する傾向にあります。邦文学術誌に論文を寄稿する人の中には、なぜ日本語の論文に英文アブストラクトをつける必要 があるんだ、と思っている方も多いでしょうが、日本学術振興会から出版助成を受けるためには英語でも研究成果を発信しなければいけないという事情があるわ けです。

とはいっても、外国人がいちいち邦文学術誌を手に取り、英文アブストラクトをチェックするだろうか。こんな疑問をもつ人も多いと思います。5年前だったらあたり前のこの疑問がいまでは通用 しなくなっています。多くの学会誌が、インターネットで英文アブストラクトを無料で公開し始めているからです。科学技術振興機構(JST)の電子アーカイブ対象選定委員会の選定により、多くの学会誌が掲載論文の電子アーカイブ化を進めています。電子アーカイブとは、誌面を電子データ化し、JSTのサイト上で公開することを指しますが、これに伴い、日本語を読めない海外の研究者も、邦文学会誌の英文アブストラクトをインターネットで閲覧することが可能になりまし た。

このような事情により、多くの学会誌が英文アブストラクトも論文掲載を決定するための重要な評価対象にしています。英文アブストラクトに関する規定は学術誌により異なります。英文校閲会社と契約 し、編集委員会が英文要旨を作成している学会もありますが、ほとんどの学会は著者校閲を原則としており、粗雑なアブストラクトを提出すると、論文掲載が却下されます。大半の学術誌では、英語に関して十分な知識をもつ専門家から英文アブストラクトの校閲を受けることを義務づけています。英文アブス トラクトがうまく書けない人に英文校閲者を紹介している学会もありますが、この場合、アブストラクト校閲にかかる費用は投稿者負担となります。

英文アブストラクトが論文審査の対象外の場合でも、雑な英文を見せられると、レフェリーに日本語論文も適当に書かれていそうだと疑われるので、自分の英語力に不安な方は、英文チェックを第三者にしてもらってから論文を投稿することをお勧めします。

よいアブストラクトの書き方

アブストラクトは要点を短くまとめ た学術論文の紹介文です。アブストラクトで論文の最も重要な情報を読者に伝えます。ある英英辞典では、abstractとは”a short clear statement that contains only the most important facts or arguments”であると説明されていますが、読者はまずアブストラクトを読むことで、論文のメイン・ポイントを把握し、その論文を読むかどうか決定 します。電子アーカイブ化の進展により、誰でもインターネットで論文のアブストラクトを目にすることができるようになっています。大半の学術誌は本文をイ ンターネット上に無料で公開していないので、ウェブの世界では、研究者の評価がアブストラクトの質で大きく左右されます。本文を単にまとめたものだけだと 軽く考えずに、できるだけ多くの人が自分の論文に関心がもてるようアブストラクトを作成しましょう。

どうすれば質の高いアブストラクト を書けるようになれるでしょうか。ここでは特に気をつけるべき事を3点指摘しておきます。まず第1に学術誌が指示する投稿規定をちゃんと守って下さい。アブストラクトの規定語数は学会誌により異なります。規定語数の80%~100%の語数で必ず書いて下さい。アブストラクトで書くべき事を細かく指定している学術誌もあります。アブストラクトは減点法で評価されるので、そのような学術誌に投稿する場合、とくに規定を遵守してください。第2に、読者が本文を読まなくても論文の内容を正確に把握できるようアブストラクトを作成してください。ライターは論文を執筆した後にアブストラクトを書くので、つい読者には未知のことも既知のことと見なして、重要ポイントをアブストラクトで省略してしまいますが、読者はアブストラクトから読み始めます。本文を読むことを前提としてアブストラクトを書かないよう気をつけて下さい。第3に、誰に読ませたいのかちゃんと決めた上でアブストラクトを書いて下さい。ジャーナルの査読者や 編集者以外で誰に自分の論文を読んでもらいたいのか。同じ分野の研究仲間に対してか、それとも一般の人たちにも読んでもらいたいのか。海外にも自分の研究成果を 発信したいのか、それとも日本人のみが読者対象なのか。読み手が誰かによって英文の書き方も変わってきます。常に読者を意識して、このアブストラクトを読 めばきっと本文も読みたくなるに違いないと確信できるまではアブストラクトの推敲を重ねる必要があります。

では具体的にアブストラクトで何を 書くべきなのでしょうか。学術誌に掲載される論文の多くは、実証分析をおこなっていますが、そのような論文では自然科学系、社会科学系を問わず、研究の目的ないし仮説、仮説の妥当性をテストするための方法、テストの結果を明示しなければいけません。実証系ではない論文ではこのようなルールに従う必要はあり ませんが、いかなる論文でも、論点を明確にし、この論文を読むことでしか得られない新たな知見が何かをアブストラクトで示してください。逆に、常識的なことをアブストラクトに含めないで下さい。また、論文検索に引っかかるように、必ずキーワードをアブストラクトに盛り込みましょう。

次に英語でのアブストラクトの書き方について述べます。まず理解してほしいのは、日本語の要旨を英語にそのまま直訳してもよいアブストラクトにはならないということです。邦文では、簡潔で主張がはっきりした文章は拙く感じられますが、英文は簡潔で、明確なのがいい文章と見なされます。とくに学術論文では婉曲であいまいな表現は忌み嫌われます。ここでは英文でアブストラクトを書く際にとくに気をつけるべき事を7つにまとめて述べておきます。

  1. correct
    文法と英単語のスペルを間違わないようにする。大抵のワープロソフトには英語の文法・スペルチェック機能がついているので、必ず文法・スペルチェックをする。英語力に不安な方は英語が得意な方に文章を見てもらう。学術論文ではとくに冠詞の使い方に気をつける。
  2. simple
    言いたいことはできるだけわかりやすくシンプルに表現する。ワンセンテンスにアイデアは1つ。タイトルを読めばわかることは省略し、同じ事を繰り 返さない。長すぎるセンテンスはさける。アブストラクトで改行をしない。
  3. clear
    自己の主張は、判断評価の弱々しい助動詞(mayやmightなど)や形容詞・副詞(possibleやmaybeなど)を使わずに、はっきりと断定的に述べる。
  4. active
    受動態はできるだけ使わない。語り手の視点から能動態で自分の意見を主張する。
  5. variational
    同じ構文を続けて使わない。同じ接続詞を使わない。同じ単語(普通名詞、形容詞、動詞)をできるだけ繰り返して使わない。要するに多様な表現を心 がける。
  6. objective
    客観性をもたせるため、主語に一人称(I, We, The author(s))をあまり使わない。また主観的な表現(I think that…やIt is interesting that…など)を避ける。
  7. rhythmical
    be動詞でなく一般動詞を使うこと で、名詞ではなく動詞で表現することで、文章に躍動感を作る。文章のつなぎにandとbutを使わない。代わりに分詞構文や副詞句を用いることで重文を複文にする。

よい英文アドバイザーの見分 け方

自分なりに満足できる論文を書き終えたが、アブストラクトを英語でうまく書けなくて困っている。英語が 不得手だから日本語で論文を発表しているのに、なぜ編集者は、論文要旨は英語で書けと難題をふっかけてくるのか。こう感じる人は多いと思います。そん な人には「まずはENGLISH STUDIOに相談を☆」とつい宣伝したくもなりますが、「いい仕事をしてくれる人であれば誰でもかまわない」、というのが多くの人の本心です。身近 にアブストラクト校正・翻訳・作成のお手伝いができる人がいるのであれば、その方に頼むのがベストでしょう。また、私みたいな個人の学術論文アドバイザー ではなく、大手の翻訳業者の方が信頼できると考えている方も多いと思います。その考え方は人それぞれだとは思いますが、日本語論文における英文アブストラ クトの校正・翻訳・作成業務というのは、翻訳業においてかなり特殊な部類に入るので、いい校正者・翻訳者を見つけるには多少のコツがいります。それについていくつか述べておきます。

身近にネイティブよりも英語ライ ティング能力のある日本人がいれば、その方にアブストラクト校正・翻訳・作成を頼みましょう。英語論文のアブストラクトであれば、ネイティブの校正者の方が安上がりで見つけられますが、日本語を読めない人に、邦語論文のアブストラクト校正を頼まない方がよいと思います。執筆者が英語で書いたアブストラクトをチェックする英語校正でも、英語ではなく要旨自体に問題がある場合、日本語の本文をチェックできないと直しようがありません。論文翻訳の業者は数多くあ りますが、その大半はネイティブ(インド人・フィリピン人等の英語圏アジア人も含める)による英語校正サービスであり、日本語論文をチェックした上で英文アブストラクトの校正・翻訳・作成をする業者はあまりありません。

また、英語ができても、英語の論文指導ができるわけではないということも留意しておきましょう。TOEICで満点をとれる人であれば英語でメールをすらすら書けるでしょうが、その人が学術 論文のアブストラクトを書けるとは限りません。英語で小説を書ける人もサイマルで同時通訳をしている人も、英語で学術論文を書いたことがなければ、英文アブストラクトの指導はできないでしょう。実際に英語の論文を執筆し、テクニカル・ライティングの技術を習得している人に仕事を依頼しましょう。論文英語の 教科書の定番は、William Strunk, Jr.のThe Elements of Style (New York: Longman)です。この本はアメリカの大学生/大学院生の誰もが読まされます。英語ができても、この本を読んだことのない人にはアブストラクト校正は頼まない、というのが最低限の基準になるかもしれません。

個人的には、名の通った翻訳会社に仕事を依頼するより、いいフリーランスの校正者・翻訳家を見つけて、その人に仕事を頼むことをお勧めします。翻訳会社の多くは、契約している翻訳家が依頼者と個人的に契約することをおそれて、誰が実際に自分の論文を校正・翻訳しているか明らかにしません。会社には優秀(そうな)翻訳家を抱えていても、実際には下請けに仕事を頼むことも多いようです。しかし、依頼するたびに担当者が変わっていては、あなたの論文執筆力は伸びません。毎年、何本も英語論文を発表している研究者の多くは、いつも同じ人に英語校正・翻訳を頼んでいます。信頼できる英語アドバイザーを見つけたら、その人と長い付き合いをする。そうするこ とで、英文においても自分のスタイルを構築することができるようになります。翻訳者・校正者との対話は不可欠です。電話で、Eメールで気軽に相談できる人を見つけましょう。それがとくに大事なのは、そうすることによってのみ執筆者が、自分が論文をコントロールしているという主体性を守れるからです。校正者・翻訳者の言われるがままに文章を直していたら、それは誰の論文だということになりかねません。彼らはサポーターにすぎません。校正者・翻訳者に自分の作品である論文の修正を全面的に任せないようにしましょう。

では、どうすれば適任者を見つける ことができるのか。結局は、実際に適任者と思える人に頼んでみて、その仕事を見て判断するしかありません。また個人的な付き合いを継続するには相性も大事で しょう。良さそうな人を見つけたら、自分の論文のアブストラクト校正・翻訳・作成ができるか確認をして、大丈夫という返答があれば費用がどれくらいか尋ね てみる。そこで折り合いがついたら、「後払い」で仕事を依頼しましょう。依頼した時点で代金を支払ってはいけません。お店のオーナーになった気持ちになっ てみて下さい。新装開店なので看板を立てないといけないし、チラシも作らないといけない。そうなると看板・広告業者に仕事を依頼しなければなりませんが、 看板・チラシができあがる前から代金を支払うバカはいません。表題は論文の看板であり、アブストラクトはお店のチラシです。できあがったものも、それに満足できなければちゃんとクレームをつける。そしてそのアブストラクト校正・翻訳・作成に満足できたら対価を支払う。ちゃんとした職人であれば「後払い」でなにも文句を言いませんので、作品ができあがる前から代金を支払わないように気をつけましょう。



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